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小腸経「支正」に3号カップを吸着。
手首とひじの中央付近で、小指側の
骨ぎわに取る。
圧すると痛むことがある。


痒みはアトピー性皮膚炎などで典型的ですが、ひどい患部をねらってカッピング施療をしていくと今回と同じような浸出液が出てくることがよくあります。
そしてこの浸出液が出たところから治っていくというケースがとても多いのです。

このことを考えると、痒みは「瘀血がここにある!」というサインのひとつで、しかも、「皮膚の表面近くにある!」ということのように思います。そして、体がそこを「掻いてくれ!」と訴えているようにも思えます。

なぜなら、搔けば傷つきやすく、傷がつけば浸出液(瘀血)も排出しやすく、排出すれば治っていく、と考えられるからです。

もちろん汚れた爪で掻けば化膿することもあるでしょうし、乱暴な言い方であることもわかっています。しかし痒いところを搔くというのは、ごく自然な行為です。そして掻くことが瘀血の排出につながるのであれば、むしろ本能的な治療行為とさえ感じるのですが、いかがでしょうか?