五臓の色体表

背部の色素反応は、病状を反映しているかのように、さまざまに現れました。主なものを上から順にあげると、脾臓と肝臓に色素反応(中)、胃に虚の反応、腎臓に凝固反応、膀胱に色素反応(大)、といったところです。そのほか、後頭部のボンノクボにも吸引圧30で短時間の吸着をおこないました。

複雑な印象を受けるかもしれませんが、これらの色素反応は前述の症状に、ある程度対応していることがわかります。東洋医学の情報を集約している「五臓の色体表」と見比べながら考えてみましょう。

まず、緑内障や涙目といった目・涙(泣)の症状は肝臓と対応しています。胃の病状や甘いもの好きは胃と脾臓、足の冷えや寒がりは腎臓と膀胱です。

意外だったのは、心臓・小腸の反応がそれほどではなかったことです。十二指腸潰瘍やギックリ腰(当時「小腸兪」で発症か? ともに40歳時に発症している)は、十数年も前のものですからよいとしても、高血圧は薬が離せない状態です。これについては、薬でコントロールされているために心臓自体の負担は今のところ少ない、との解釈も成り立つでしょう。(安易に薬を勧めているわけではありません)

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