胃経『客主人(きゃくしゅじん)』の治療例。
いわゆるコメカミ部で、目や頭部の症状に
用いられる

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ご家庭での、吸玉カッピング療法と栄養補給が始まりました。研修会にも参加し、吸玉カッピング療法も後頭部の胆経(ふう)()、膀胱経上天柱(じょうてんちゅう)のほか、目の上の髪の生えぎわ部の胆経臨泣(りんきゅう)や、コメカミ部(きゃく)主人(しゅじん)など、目の周辺部も施療するようになっていきました。

割合と頻繫にご夫婦で相談に来られていましたから、「今度はドコソコを施療してみては?」「その状態なら、次はコチラはどうでしょう?」など、やり取りをしながら進展していった、という印象です。瘀血を出す施療も、後頭部や目の周辺のツボなど、当初は要領を得ないながらも、少しずつトライしていきました。

こうなってくると施療効果も現れてきます。二度ほどの思い切った施療で、段階的に見えない部分がなくなりました。2週間ほどの、再び見えない部分が少し現れたり、また治ったり、といった期間を経て、「どうやら落ち着いている」「大丈夫なようだ」といえる状態にまでもっていくことができました。

ご夫婦で協力できたのもよかったし、積極的に勉強していただけたのもよかったと、ここまででしたら通常の施療談話といったところでしょうが、実はこのケース、後日談があったのです。